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時を超えて受け継がれる 「ものづくりの心」

私の原点は、愛おしい家族の背中にありました。
「足りないものは、知恵と工夫で仕立てる。」
祖父母が教えてくれた、豊かさを生み出す知恵。

History

さな村で縫い物上手だった祖母。決して豊かな家庭ではありませんでしたが、祖母はいつも知恵を絞り、私たちのために一針一針、服を縫ってくれました。私のために縫ってくれた着物や服は驚くほど丈夫で、時を超えて私の子供も袖を通すことができたほどです。何十年経っても色褪せないその丁寧な手仕事は、私にとっての「本当の美しさ」と「暮らしの豊かさ」を教えてくれた、大切な宝物です。

一方、農家だった祖父は、果物を保管する納屋さえも自らの手で建ててしまうほど器用な人でした。裏山の竹を削って作ってくれた竹とんぼやおもちゃは、どれも細部まで見事に整っていて、子供心にその精密な美しさに感動したのを覚えています。

なんでも美しく丁寧にしつらえる祖父は、いつもニコニコと穏やかで、そんな祖父の暮らしぶりや確かな手仕事が評判を呼び、毎年TVの取材を受けたり、祖父母揃ってCMに出演したりしたこともありました。私にとって、最高に自慢の祖父母でした。

「ないときは、自分の知恵と工夫で生み出せばいい」 そんな二人の背中を見て育った経験が、今の私のクリエイティビティの根底に流れています。

1万円のミシンと、
暗闇を照らした挑戦。

人生の転機は、21歳の時に訪れました。若くして母となり、同時に病を抱えた私は、先行きの見えない不安の中で「自宅でできる仕事」を必死に探していました。そんなある日、ふと目にした一枚の手作りの洋服に、心を強く奪われたのです。

「自分の手で生み出せばいいんだ」

暗闇の中にいた私の背中をそっと押してくれました。 手に入れたのは、わずか1万円のミシン。ネットに動画も説明書もない時代でしたが、子育ての合間を縫うようにして、寝る間も惜しんで、独学でミシンに向かい続けました。

「解体」の先に辿り着いた、
カバンという天職。

自分に向いている手仕事を探して、あらゆるハンドメイドに本気で取り組む中、最後に出会ったのが「カバンづくり」でした。

その複雑な構造を解き明かしたくて、手持ちのバッグを次々と解体しては、中の仕組みを研究する日々。生地の名前さえ知らなかった私は、毎月なけなしのお金で生地を買いあさり、触り、縫い、時には失敗しながら、理想の質感を指先に叩き込んでいきました。

そんな中、不思議な巡り合わせもありました。 開業してから5〜6年ほど経った頃、産まれて一度も会ったことのなかった父もまた、刺繍や革を扱う作家だったことを後から知ったのです。知らず知らずのうちに、私は父と同じ「表現者」としての道を歩んでいました。私の中に流れる『ものづくり』への情熱は、抗えない血の導きなのだと。そう確信した瞬間、これまでのすべての点と線が、一つの物語として繋がったような気がしました。

History

沿革

2008年
オンラインショップ開業
2014年
雑誌掲載
2014年〜2017年
LOFT内委託店舗で販売
2015年
雑誌掲載
2016年~現在
雑貨店委託販売
2017年9月~12月
恵比寿有隣堂店様にて委託販売
2017年~2018年
代官山T-SITE様にて委託販売
2019年
UQモバイルさんで委託販売
2020年
CM起用 TV番組で紹介「メレンゲの気持ち」
2021年
雑誌掲載
2024年
新ブランド立ち上げ
2025年
全7店舗運営(オンラインショップ)

未来へと繋ぐ、一針の願い。

あれから18年。今でも、新しいデザインを生み出し、
仕上がったカバンを眺める瞬間のワクワクは、
面白くて仕方がないほど私を虜にしています。

移ろう時代の流れの中でも、変わらず心に寄り添い続ける一点を。
この一品が、お客様の何気ない日常にそっと寄り添い、
心華やぐ瞬間をお届けできる存在となれたならば幸いです。

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